2010年5月24日月曜日

回転の仕組み

一つの意識、発見から繋がって、理解のレベルが変わることがある。今日
の回転に関する発見もまさにそのパターンだった。

開く腕、閉じる腕
「腕を開いて閉じる」と、とても単純な表現で回転の仕組みを説明されて
きた。そして、回る時に「腕を使う」ということが無意識に優先されるよ
うになってしまった。回転の運動に関しては背中や軸が重要で、まずそれ
ができていないと始まらない。ただ腕の動きは、軸に対して働き、そして
バランスを保つのにとても重要だ。

タイミング
大きな力で振り回さなくても、回転に力を加えるタイミングが正しけれ
ば、小さな力で軽くスムーズな回転をすることができる。

このタイミングだと、頭とボディが一番高いところに立って、振り返る前
に少しタメができる感じになる。その後で、腕をまとめて、ボディも締め
て引き上げて、パッセで床をさらに突き刺して、顔を切って「振り返る」
一連の動作を一つのタイミングでできると崩れにくい。

円柱状のサポーティング・ジェスチャー
一本の細い軸のイメージよりも、円柱状に働く力のイメージの方が、逆に
軸を感じやすいように思った。力を中心に集めるイメージも、十字架のよ
うな直線的なものではなく、円柱の壁が集まって細くなるようなイメージ
の方が、頭の先からつま先までの全身を真っ直ぐな「軸」として意識でき
る。このイメージと、バレエの大原則の「アンドゥオール:En
dehors」を一緒に意識できると、バレエのムーブメントがもっと質の高い
ものになりそうな可能性を強く感じる。

踊ること、ターンアウト、Supportive gestrure

回転のテクニックの原理をシンプルに、わかりやすく理解できるのが、円柱状のイメージ。体が円柱だと意識すると、回転のテクニックは、円柱が回転しながら、頭を振ってスポットするだけのシンプルなアクションになる。もちろん円柱状のサポートを理解して、実現できる体の感覚が必要である。あらためて引用。

自分の肉体を内側から発見する:エドワード・ヴィレラ
「すばらしい発見ができることだと思っています。第一に肉体の発見、自分のからだについてよりよくわかるということ。実際には内面的に感覚がつかめることを外見的に肉体を知ること、その二つの点で発見があります。それが踊りのすべてなのですー肉体の線と形が時間と空間の中で動いてゆく様が踊りなのです」
「だから踊りというものは、自分の内側から肉体の全体を把握することだと言えます。他にも"肉体の発見"を促すものはありますが、からだ全体が同様に機能し、かつ各部でエネルギーのレベルを独立させて機能させる点で、踊りは肉体のトータルな発見であり、特別なものだといえます。おそらく、そう、オリンピックの体操競技を除けば、他のどの運動より知的な肉体へのアプローチだと思います」
「言いかえれば、踊りは単に三つ四つ離れ業をこなすためにやるものじゃないということです。肉体を全体的に把握する意味で、私は"サポーティブジェスチャー"と呼んでいます。例えば腕を上げる場合、肩の力だけで上げる訳じゃない。ダンサーはからだ全体がその上がった腕をサポートしているのだと考えるのです」
「バレエは言うまでもなく、ターンアウトすることが基本になっています。そうすることでエネルギーをサポートすることができるからなんです」
「常にからだの各部がより高く、より遠く、より外側へと回転しているのです。いわば円柱状のサポート関係のようなもので右肩から右足のつま先まで支えられており、左半分もまた同じなのです。そいう回転型のサポートでからだ全体を使う訳なのです」

2010年5月20日木曜日

Réflexion

テクニックの前に
バレエのテクニックは、回れて、跳べて、打てればいいわけではない。バレエの原則を使って、全身のラインが美しくなければ、何だかよくわからないことになってしまう。

ポーズやテクニックは、バーレッスンのときに既にその状態ができていなければ難しい。いきなりできて、お踊れるようになる訳ではない。普段の姿勢も大切だし、日々のレッスンや毎日の生活の中で、自分にとっての理想の状態を目標にして、努力を続ける必要がある。
バレエの姿勢は、西洋人がそのままお手本になるし、姿勢の美しいバレエダンサーは最高のお手本だ。見るだけでも気づきを得られ、無意識のクリエイティブな感覚が刺激されるようである。

2010年5月19日水曜日

Cours de Serge Golovine

「緩めるべきところに力を入れている。緩めところは緩めて、中心で身体が締まっているかどうかを感じるんだ。全身を緊張させていると何も感じられない。」
「全身の力を振り絞っているから、ハアハアしてしまって何もできない。身体の一部に力を入れてそれを保つんだ。全身に力を入れているとキツい」

"Tu te contracts trops."

姿勢の見直し

慣れた姿勢やポジションでレッスンをしているときは、たくさん動いてもあまり筋肉痛になることはないが、正しい姿勢やポジションを意識してクラスを受けた後や、コンテンポラリーのクラスの後は、脚の付け根まわりや、内腿や裏側が筋肉痛になる。
身体の中心と軸を感じるには、余計な力を抜くことが必要だ。まだ力を入れてバランスを取ろうとしたり、回ったり跳んだりしようとしている。全身に力を入れすぎているからキツいし、動きもぎこちなくなる。

まだ体の前側の意識が強いかもしれない。若しくは間違っているのかもしれない。緩めるところは緩めて、コアで身体が締まっているかどうかを感じるんだ。全身に力を入れていると何も感じられない。体の一部に力を入れて、それをキープする。

体が縦横に串刺しになっているようにイメージすると、力を入れて体を保つのとは違う感覚を覚える。
それはまさに、垂直に吊るされている感じ。APLOMB!イメージするのは欧米の人達。美しいダンサー達。

細くて強い軸で高く保たれたボディから、腕や脚を長く使って、パやポーズはそこから生まれなければ美しくない。
腕や脚を使ってしまう前に、目線と頭の動き、そしてボディが先に自然に動くとき、すべてが軸と繋がって一つになる。その状態が、バレエの状態で、ダンサーとしての存在感が生まれる状態だ。

2010年5月17日月曜日

Nacho Duato

"I think dancers - dancers and horses are very beautiful, noble and disciplined. "
(Dance Europe, May 2010)
ダンサーは特別な存在だと感じるけれど、馬の美しさと並んで例えられる程なのだから、もっともなことだ。

2010年5月14日金曜日

Inner body

背中のブロック、いわば体の内側の構造を意識すること。そしてそれぞれ
のパーツが繋がる

動脚と腕:軸脚とトルソ

軸脚の意識に比べて、動脚の動きをはっきり意識したことがなかった!?としたら、それは衝撃の事実。 バレエのテクニックが不完全で、偶然性に頼ってしまっていては、いつまで経っても更なるレベルアップは困難だ。 そういえば、ピルエットも、ジャンプも、動脚のダイナミックで正確な動きを意識した...