2019年10月10日木曜日

加速(重さ)とバランス(軽さ)の使い分け

ターンの後の腕は、プッシュして加速に使われるが、力の加減と方向を間違えるとバランスが一気に崩壊する難しさを持っている。

別のことですでに勢いがあれば、加速に必要はないので、正確な軌道とポジションでバランスを保つのに使われる。

タイミングと力加減、力とバランスの使い分けが必要なので、左右の腕のコーディネートは難しい。

たくさん回ろうとするときや、トゥールでは、力を入れすぎて吹っ飛んでしまうことが多い。
力とスピードを全体コントロールできているときは、腕は軽さバランスに使われている。

どちらがかけてもバランスは崩れてしまうのだから、意識できにくい「軽さ」は、正しく使えるように身につけておかなければいけない。

2019年10月8日火曜日

前後の動きのアクセント:狙いと正確さ

球技でボールをコントロールするくらいの狙いと正確さで、ターンのポイントと、フィニッシュを決める。バレエのターンは、ワイルドに振り回すだけでは実現できない。繊細なコントロールが求められる動きだ。失敗したら、しっかり狙って正確な動きができていたかを見直し、繰り返し確認しながら調整していく。ターンとは、そういうものだと考えて、そのための動きを徹底的に練習する。

プレパレーションから、下がる動き、トップのターンのポジションまで上がる動き、プリエに降りる動きの3つをつなげる。

全身の上下の動きに、腕と上体(エポールマン)の動きが組み合わさる。
腕は水平の動きを助ける。腕の動きが大きすぎたり、力が入りすぎるとボディと軸のバランスが崩れる。
1・2・3
プリエ、アップ(アップ・・・)、プリエ
オプン、クローズ、オープン

引き上げはバレエのデフォルトモード

ポワントのつま先の上でバランスしながらターンもできる、細く伸びた体がバレエダンサーのデフォルトモードだ。

太くずっしり立ち上がっていては、華麗な動きを生み出すことはできない。バリエーションで魅せる踊りをすることはできない。

一歩を踏み出して動き出す前に、引き上げにより重力はマイナスにセットされて、舞台となる地球との関係性が作られる。ダンサーの体は伸びたつま先の上で空間を支配する。

レッスンでも、普段の人生でも、そういう体を作り上げて保っているのがバレエダンサー。
人生そのもがバレエなのだ。

2019年10月6日日曜日

高さと重さのコントロール

レッスンで体が重く疲れていた。
引き上げとアンドゥオールが甘くなって、膝がねじれてしまって膝が少し痛くなった。
アキレス腱とふくらはぎが痛くなった。重いボディを下から加速度的に持ち上げることは、脚にはかなりの負担になる。

高さと重さを使う
低い位置で動いていると脚への負担が大きくなる。
腕や頭とボディなど、脚に重さがかからないように、高い位置に引き上げたまま動くことを思いついて試してみたら、脚への負担だけでなく、テクニックの面でもいろいろな問題が解決した。

これはクラスレッスンのときのいろいろな気づきや応用にもつながった。
バーでは、軸脚をしっかり開いて、踵の上に高く立って、ぶれないまっすぐな軸脚や、上から空気を圧縮するように床を押して上がるプリエや、強い下半身の上で、大きく伸びやかに動くエポールマンやポールドブラにもつながった。

ドゥミポワントをさらに引き上げて、つま先が体の重さを床に伝えないくらいボディが軽く、つま先から離れているまま、Tombé、Pas de bourré、Glissade、Grand Assembléeなど、素早く大きくJetéした脚の上でボディが大きく浮上して、ポーズをキープしたまま吸い付くようにプリエに降りて、続く動きも腕やボディは高い位置を保っていて、次の動きにつながっていく。踊っていても、多分それを見ていても、その動きの時間や、軽さがわかるような動きができた気がする。
動きのクオリティが低いところはあったと思うが、高さと重さの別次元さをもっと身につけていくことができれば、動きのクオリティがそれに伴えば、さらにいい動きになっていくだろう。踊りはその動きのレベルの上で、いろいろな可能性が広がっていく。

Masami sensei:Changed mind !!

バーレッスンでは、軸脚の踵を前にして、しっかり立って、動脚もつま先までしっかり伸ばすきことを意識した。軸脚の上に引き上げた骨盤と背中。腕は小指側が落ちないように形を保って、下半身が動いてもグラグラしないように保つ。頭は自然に外側につける。腕の位置との関係性も意識して。ドゥミポワントの先の指先が床と接して、ボディから遠い位置できれいな軌道を描くように。

直前に読んだClassical Ballet Techniqueでした「トルソ」という言葉を見つけて、そのアイデアをクラスで意識してみた。その意識は特にセンターで効果を発揮した。グランジャンプのときは、ステップでボディが大きく移動する意識と感覚で、アレグロでも、ボディが音楽的に動きながら、脚は強く素早く正確なステップをできるように。

付け根を折るプリエ、仙腸関節、股関節をしっかり締めた下半身などの意識も、センターの動きの中では意識しきれなかったかもしれないが、バーで意識した動きができていたので、もしセンターでの無意識な動きの中で使えていればありがたい。

参考になるダンサーがいたからか、トルソの意識が良かったのか、何が良かったのかとは断言できないが、レッスンの前に、膝の痛みと違和感があったところから、ここまでの動きができたことは、とてもいい経験になった。忘れてまた元に戻らないように、この先にさらにいろいろな気づきやアイデアを乗せていって、一気に上達できたらうれしい。

いつものことながら、間違えた考えが、可能性を閉ざしてしまうので、そうならないように、正しい考えの上に、どんどん実績を積み上げていくことで、いろいろなことを身につけていくことができる。


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2019年10月1日火曜日

ターンの注意:首に力を入れない

たくさん回ろうとするとつい、首に力を入れている。
頭を勢いよく降る動きを想定しての自然な反応かもしれない。

だがそれはむしろ逆で、力を入れるべきはボディの方で、ターンの最中にバランスを取り続けるためには、首に力を込めないで、軽く頭を引き上げておかなくてはいけない。

これがバレエのターンだと、マインドセットを作っておく必要がある。
実際にやってみるとよくわかる。

頭は常に高い位置で、上から床に対して力をかける。
下でバランスを作って、頭とボディが上に引き上がる。

トゥールの前のストゥニューは、頭が本当に高い位置にまっすぐに立ち上がって、細い5番でボディも下半身も絞った細い軸を作り、頭のバランスを保って立つ。
ボディを変えないまま、上から床を使ってさらに絞ってバランスを作って、床をプッシュする反動の力で上に飛び上がる。





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アッパーボディの理解から先へ

アッパーボディがフラットに動くなら、下半身もそこにフィットさせるように、方向、面を合わせて使うといい。
上体との同調を意識しないで、普通に脚を引き上げると、下半身の動きがターンに遅れ、鎌足になったり、軸脚がインになってしまう。
アッパーボディが動きをリードしながら下半身の動きが弾みをつける?

とここで、再びWayne Byarsを確認すると、
・ボディを下がりながらローテーションしていく。
・下でバランスを取る。あとはまっすぐ上に上がるだけ。
・頭は軽く、頭蓋骨の付け根から上に、前に。頭を後ろに押さない。
・頭を振り返らせるのではなく、目を(視界、視線)振り返らせる。
・後ろ足は踵を前に弾く。

下でバランスが取れたところから、一気にポジションに立ち上がると、下半身の動きが遅れることもなく、上体と同調できる。バランスと、タイミングを一気に解決することができる意識だ。

トゥールでも同じようになるだろうか。
となれば、Assemblée en tournant、Jeté entrelacé、Double Cabriole、Pas Ciseaux、Grand Jetéなど、他のジャンプでも同じことが使えるだろうか。

Chikako sensei : Upper body!!

バーのときのアッパーボディの注意を意識して。
胸を下ろす意識をわすれていいたところ、先生に注意してもらって、そこから脇を長くという注意と一緒に意識し直した。

ピルエットで思い切り振り切って、ターンの勢いとタイミングを作れた。

頭がブレないのとボディがブレないのは同時の関係性ということが、あらためて実感としてわかった気がした。

ターンをするときに、頭がブレないで振り返るためには、土台となるアッパーボディがその場で正確にターンする必要がある。そこがブレると頭もぶれる。タイミングもずれる。
アッパーボディのところは、肩ということもある。背中というときもある。胸という表現もある。でも、今日はっきりしたのは、アッパーボディと表現できる、肩を含む、胸から上の部分。
アッパーボディと頭の動きがブレずに、正確にできると、ターンの一番大切な部分を手に入れることができる。

胸の下から脚
左右の脇をしっかり立てて長いまま、アッパーボディがしっかりしたとこで、脚を動かす意識は、コアを使って脚を動かす意識につながる。En dehorsにも、つま先まで長く脚を伸ばすことにもつながる。ボディと脚を切り離して、まるでリモート操作しているように遠くに伸ばして使えるようになる。

つま先の力
アレグロも、グランジャンプも、つま先と足の甲に力を入れて、つま先から床に入って、つま先で床を弾いてジャンプする。

ストレッチした脚
膝の裏もピンピンに伸ばす。アラベスク、パッセ、ストゥニュ、グリッサード、ジュテ。

En hautのジャンプ
2段階で一番高いところに到達して、留まる。

仙腸関節
Attitude、Arabesqueでは、仙腸関節がしっかり使えるように意識しながら。
仙腸関節(仙骨)は、脚を後ろに上げるときの、軸脚と動脚のまさに中心。しっかり中心に集めた(クロスした)ところで、脚を高く上げて行くと、軸脚はアウドゥオーに働いて、踵が前に伸ばされて、股関節の後ろ側と内側を使うことになる。
お尻を後ろで綴じるようにという注意では、お尻と内腿の筋肉を使って大腿骨を外旋させる意識だったけれど、仙腸関節の意識は、筋肉ではなくて骨関節を動かす意識と感覚なので、よりシビアで具体的になってくる。
ただし、カレン・クリッピンガーの「Dance Anatomy and Kinesiology」では、仙腸関節の障害も多数報告されているので、過剰な負荷は注意が必要だ。女性の方が動きもあるし、障害も発生しやすいらしい。


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動脚と腕:軸脚とトルソ

軸脚の意識に比べて、動脚の動きをはっきり意識したことがなかった!?としたら、それは衝撃の事実。 バレエのテクニックが不完全で、偶然性に頼ってしまっていては、いつまで経っても更なるレベルアップは困難だ。 そういえば、ピルエットも、ジャンプも、動脚のダイナミックで正確な動きを意識した...