バレエという非日常の世界で、正しいバレエの動きの楽しさを味わうことができた。
いいクラスになった。
踏み込みはつま先から。
Assemblée en tournantも、つま先から踏み込むことで、ジャンプした後につま先が床に向かって伸びて、ターンの軸ができる。
Tours en l'airのプリエも、つま先から踏み込ことで、足の裏の力でも床を使って、床の反力を使って、つま先が下の伸びていく。強いつま先を意識するのとしないのとでは、動きのキレや出来栄えが全然違ってくる。まさに驚きだ。バレエには絶対に欠かせない要素だ。
ボディの下に下半身
直視はしていないけれど、視界の中にボディがある頭の位置で、ボディが骨盤や足の上にある、その位置を確認しながら、意識しながら、動くことができた。
位置を意識するのは簡単なことだけれど、そのためにはいろいろなことをしている。お腹を薄く引き上げているし、肩、肩甲骨と背中を下げて締めているし、背骨も上から下まで絞って伸ばしているし、骨盤底を引きあげているし、お尻を締めて股関節を外旋しているし、内転筋と太ももの前後の筋肉で内腿を締めて膝を伸ばしているし、かかとを床の上にしっかり立てて床を上から押しているし、足の裏の3点で縦と横のアーチを作って土踏まずを引き上げているし、、、。いつも意識している本当に色々なこと(バレエはそれだけたいへんなことをしている!)を、ボディを中心に再構築、再確認、コーディネートすることができる。そこから、プリエやタンデュやフォンデュなど、いろいろ動いていくときに、ボディの位置を意識していると、ボディの位置や頭の位置の調整と保ち方、重心の移し方、腕のポジションと使い方など、最適な動きとポジションが自ずと決まってくる感覚がわかってくる。ダンサーや先生たちの動きを、見よう見まねでやっているだけではわからない感覚だ。
ピルエットやトゥールでは、動かないボディを安定させたまま、腕と下半身とでターンの動きを作り出すこともできた。
バーの時からセンターの最後まで意識してみた。いつもと違う意識ができて、いろいろな方向やポジションを正確に使えるようになり、いいコーディネートにもつながる。
これは、初めての経験で、とても気持ちがよかった。
頭の自然な高い位置
ボディの位置を自分で調整すると、その次には頭の理想的な位置が決まってくる。
頭の位置を調整しないと、ボディを整えても、全身のバランスが伴わなくて、余計な力を使ってしまうことになる。
高い頭の位置を保つことで、頭が司令塔となって、体の動きを監視しながら、最適な動きを導くことができる。
クラスのあとに、強いつま先の動きを再確認した。
Assemblée en tournantは、踵から踏み込んでしまうと、床の反力と足の裏の力を使えないので、つま先が伸びないし、上空で細長く集まらないので、ターンの軸もできない。
この違いは大きくて、今まで力づくや勢いではできていなかった理由がはっきりわかる。
パラレルのジャンプ&半分のEn dehors
パラレルで踏み込んで、上体を使ってトゥールをすると、もちろん回転は足りなくなるけれど、上昇する動きと、ターンの動きがうまくコーディネートできるようになる。
それと同じ感覚で、回る方向の脚だけをEn dehorsして5番ポジションにすると、開いていく動きが繋がって、プリエでのタメと、その後のコマを回す時にスナップを効かせるような力が加わって、まっすぐなトゥールのジャンプができる。
舞台の映像では、男性のダンサーは、後ろの足はほぼ正面を向いていることが多い。これは、パラレルのポジションと一緒で、まさにパラレルから片足を開いて作った5番ポジションと同じになる。そういう意識でしているのではないと思うけれど、結果的に同じことになるならば、それを厳密に意識できるこのアイデアは、悪くないかもしれない。
もっと腕の空間を大きく使えそうだ
ボディが下半身の上にあって、下半身が大きく動けるようになると、ジャンプも軽やかに大きなジャンプができるようになる。強いつま先を使えるようになれば、さらにいい動きになる。さらにさらに、腕をもっと指先まで長く伸ばして使えれば、大きな空間を描くように見せることができるだろう。実際に試しながら研究してみよう。