2013年3月29日金曜日

足さばき

<Des extraits>

足の付け根の股関節から太腿の後ろ側を前に押し出すように、内腿を前に膝と一緒に回転させる。
股関節・太腿が回転しないままで、足首・踵・つま先だけを回転させて開くと膝のねじれが生じて、膝を痛める原因になる。

足の5本の指は、親指から小指まで、大きさがかなり違う。指の大きさに比例して、床をつかむ力を分散させていく。足の5本の指をしっかりと開いて、指を折り曲げないようにして床をつかむように床に密着させる。

指先でしっかりと床をつかめたか確認する。
床に着いた足の裏から光が漏れていないか確認する。もし光が漏れていれば足裏が床に密着していない。動足の動きをよくするためには、しっかりした軸足が必要だ。小指が床から離れたりしないように注意する。

小指からかかとのラインをしっかりと床に密着させて立つ。このときも5本の指が床をしっかりとつかんでいるか確認する。そして土踏まずを引き上げる。

<ここまでが軸足の作り方>

動足をきれいに見せる方法

Demi-pointeを通過させてつま先を伸ばすことが重要。足を床から離すとき、下ろすとき、Demi-pointeを通過させているか確認する。

Demi-pointeの高さも大切。指先で床をつかんで踵を引き上げ、高いRelevéで動くこと。グリッサードでの移動のときも、Demi-pointeから体重を移動し、移動した体をDemi-pointeを通過させた足できちんと受け止めること。

Des extraits:「バレエダンサーをめざす人に」

2013年3月28日木曜日

Memorundum: リハビリプラン

バーレッスンから
まずは痛めた部分がどこまで回復しているのか、どこまで動けるか、ゆっくり、ひと通り確認してみたい。一瞬テーピングに変えたときに、RelevéとPirouetteは試して見たけれど、薄い氷の上を歩くように恐る恐るだった。しっかり立てるかどうか、つま先や足の甲を強く伸ばせるかどうかなど、痛めた部分の様子を見ながら、バーレッスンで確かめてみよう。

Plié
かかとを床につけて、股関節を締めて、脚をEn dehorsさせながら、膝をつま先の方向に開いていく。脚の筋肉が縮んで力が入らないように、呼吸も使って、動きの流れでボディの引き上げで負荷をコントロールして。
Pliéはストレッチ。そして引き上げのコントロール。股関節で、ボディで床を捉える動きの練習。

Battement tendu
足の裏とつま先を鍛えて、ジャンプやターンのための脚の動きと指先の連動性の練習。
Demi-pointeとPointe-Tenduのつながりのタイミングを覚え、この動きをよりスムーズにできるように訓練し、つま先(指先)の強化をすること。この部分が強化されるとジャンプの高さも、着地の指の柔軟性も出てくる。Relevéでのバランスもよくなり、Toursの回転力もあがる。
Battement tenduは、ただ足を動かすのではなく、Demi-pointeからBattement tenduの指先の連動性を意識しながら動かすこと。

Petit saut
PliéとBattement tenduと、Battement Frappéを使って、できるだけ軽く、床と自分の体に優しい動きを実現するために最適化を図る。

Square body
ボディを中心に動きを再構築する中で、骨盤と肩のスクェアは常に意識の中心になるだろう。これは結構大きな意識の変化だ。ゆっくりな動きでも速い動きでも、大きな動きでも小さな動きでも、ボディは常に動きの中で意識して保つことで、腕や脚の動きに影響を受けないところで、自ら確かな動きができるようになるということだ。
ボディのそれぞれのパートの位置や関係性ももっと意識できるようにならなければならない。

2013年3月27日水曜日

1/2 Tour

「回転に入る前のPliéのときに回転方向の手をà la secondeに開き、そして足指先で床を蹴るようにRetiréに、軸足はRelevéに立つ」
「ピルエットは軸足の側の手と腰・脇を進行方向に巻き込む力で回る」

Pirouetteの基本の練習の1/4と1/2ターンで試してみると、あらためてターンの原則を確認することができる。

1/2はターンの基本
1/2のターンは、力を使わない。1/4の方向でPasséに立って、1/2の方向で5番のPliéに下りる。
1/2でしっかり立っていられれば、1回転で正面に下りるときには多少バランスが崩れても問題ない。

1/2のターンの場合は、回転方向の動作だけでほとんどターンの動きはできてしまう。軸側の腕と脇はスポットを切って次のスポットに切り替えるときに、ほんの少しだけ使われる感覚。
Pliéと同時に上体のターンが始まって、1/4でRetiréに立ったときにはあとはスポットを切り替えて回転のポジションをキープして、Plié下りるだけだ。

脇胸の前の空間を広く
腕を大きく使うことでバランスの助けになる。1/2ターンでは回転方向の腕がバランスを保ったままほとんどターンが終わってしまうので、軸側の腕もバランスを保つ動きだけになる。Maylen先生に教えてもらった7番と8番の方向の意識を思い出す。

Spotting
高田茜さんのSpottingのデモンストレーションの映像でも、1/2はよくわかる。1/4で顔を残して、正面の目線を切ったときにボディと顔が後ろを向く形がはっきり見える。そこから3/4で顔は正面のスポットに戻る。
正面のスポット、目線だけでなく、はっきりと顔が正面に向く。

Memorundum: After recovering

Reconstruire l'Équilibre entier

Légèrement possible

Centrer le corps

Mouvement linéaire, sans coutures

レッスンを何日もしていない影響は、怪我が治癒していくのと反比例して、加速的に大きくなってくる。

復帰したあとに、また怪我をしないように、いつも気をつけていたいことがいくつかある。

脚の筋肉への負担を心配しなくてもいいように、全身のバランスを整えて、できるだけ軽く床と接するように引き上げて、脚よりもボディを使った動きにすることを意識したい。

筋肉に優しく、リニアでシームレスなコントロール
関節に優しくと意識して、筋肉には負担がかかっていた。筋肉は、間違えて発達させないことを意識していたけれど、どんな風に使うかはあまり意識できていなかった。怪我をしたのをきっかけに、オン、オフのように単純な使い方ではなく、出力や減衰をリニアでシームレスにできるように、意識して、感覚も身につけていきたい。

股関節の捉え

脚にギプスをしているのにPirouetteをするなんて、無謀にも程があるけれど、そういう衣装、コスチュームだと思えばありかもと思い、エレメンタリークラスに出たときに、レッスンを休んでいる間に考えていたことで、何ができるだろうかと思い、試しにやってみた。

股関節で床を押す意識
脚が不自由なので、バーでのPliéもとても気をつけながら、慎重に、丁寧にしていた。ギプスをしているので深くはできないけれど、教科書に書いてあるようなとてもいいPliéができていた。
いろいろな感覚はあるけれど、Pirouetteのときに自然に意識しされたのは「股関節で床を押す」感覚だった。脚を使わないでターンをするには、高い位置に立ち上がるための最適な動きが股関節で床を捉えることなのかもしれない。
怪我の功名か、これもギプスをしていたのでわかった感覚だ。 万全の状態で同じことができれば、ソフトな深いPliéから3回以上のターンや、高いDouble Toursにも使えるだろう。

2013年3月25日月曜日

股関節のスイッチ

ボディで床を押す、股関節で床を踏む。
ジャンプやターンのためのPliéで、床とのコンタクトを最大に意識すると、股関節で床をタッチすることで、床を押して上に伸びる動きが始まるような、股関節がまるでスイッチでもあるかのような感じがする。

スイッチがうまく入らないと、不発に終わってしまうくらい、絶対に必要な動作。また、それは押し方で強さやスピードを選べる精密でハイテクなスイッチでもある。

足の裏やつま先にはまた別のスイッチがあるけれど、ジャンプやターンのためのPliéのスイッチは、必ず股関節で押さないと正確な動作は得られない、そんなイメージ。

ボディを垂直に立て直す力を使う

Jeté entrelacéやAssemblée en tournantは、体の全体の方向を切り替えるように意識しているけれど、その動きに後から鋭さや高さを加えることはできない。上空での動きは、床に足がついている間に起こっている。

体を、ボディが斜めになるくらいに空中に放り出してから、ボディを垂直にする(戻す)動きで体の切り替えやターンのスピードの加速に変える。
猫が体を捻って、反転しながらまっすぐに着地するように、ボディが先に床との垂直を取り戻し、ソフトな着地に集中できる余裕が、動きのクオリティをアップする。

鋭く強く踏み込んで、体が斜めになりながら上空で回転したあとに、垂直な状態に戻りながらフワッとソフトに着地する。
ロシアの"Bolshoi Ballet"というTV番組の映像で見たSergey PoluninのDiana & ActeonのVariationはまさにそんな感じだ。
パワフルなジャンプ&ターンと床に吸い付くようなソフトな着地は、見ていて気持ちがいい。

Demi-pointeと足の裏:Battement tenduの重要性

「バレエダンサーをめざす人に」を読んで、Battement tenduの重要性を再認識。

(Des extraits)
Battement tenduは、バレエのすべてのPasを行うときに必要なたいへん重要な動きだ。

 Battement tenduは、1番またはV番のポジションから前または横あるいは後ろの方向に出して、また元のポジションに戻す。前後に出す場合は、足の裏をすべて床につけた1番または5番ポジションから、4番ポジションを通過してDemi-pointe tendu→Pointe tenduに。戻すときはその逆になる。À la secondeは、2番ポジションを通過してDemi-pointe tendu→Pointe tenduに。戻すときはその逆になる。
このDemi-pointeを使えている人が少ない。

Assembléeなど、動足が床から離れるときは、足裏を床に密着させ、à la secondeまで持っていき、その床を滑らせたときの力を使ってDemi-pointeからポアントのポジションを通過させた動足をAssembléeに、ジャンプをする動足の助けをする。

ジャンプをする際、床から足先が離れる瞬間はDemi-pointeのポジション通過し指先で床を蹴り上げ、着地する瞬間には必ず指先からTendu→Demi-pointeのポジションを通過し、à terreに戻る。これはどのジャンプでも同様。

このDemi-pointeとPointe-Tenduのつながりのタイミングを覚え、この動きをよりスムーズにできるように訓練し、つま先(指先)の強化をすること。この部分が強化されるとジャンプの高さも、着地の指の柔軟性も出てくる。Relevéでのバランスもよくなり、Toursの回転力もあがる。
Battement tenduは、ただ足を動かすのではなく、Demi-pointeからBattement tenduの指先の連動性を意識しながら動かすこと。

2013年3月19日火曜日

ボディ中心での再構築

ボディで立つ
「立っている」状態とは、果してどんな状態をいうのか?ボディを意識しないで、ただ普通に日本の足で立ち上がっている状態も「立っている」のにかわりはないが、バレエでは使わない状態だ。
ボディで立つことを意識すると、それは「垂直に立つ」ことだと再認識できる。そして「垂直に立つ」ことが意識できたとき、あらためてそのポテンシャルの高さを実感することができた。

ボディで床をとらえる、ボディで床を押す、ボディで垂直を保つ。
床との関係性も、ボディが直接関わってくる。

脚もボディで動かす
Working-leg & supporting-leg
Retiré、Passé、Battement tendu、frappé、fondu、Ronds de jambe、Grand battement、etc.
カンパニークラスのバーレッスンで、ダンサー達の上体だけが写っている光景では、胸や腰から下でどんなことをしているのかわからないくらい、上体を大げさに動かしたりはしていない。

すべてボディでできたら簡単になる
RetiréやPassé動きを、今まで(今も)複雑に考えていて、未だ正解を得られていない気がする。
今まで脚の意識は、バレエのすべての根本である床との関係性について(床をとらえること、使うこと)も、脚の意識でして、ボディは2次的に考えていた。
脚や腕でバランスや動きのコーディネートをするのは難しい。

引きちぎられそうなくらい、張り裂けそうなくらいの力に耐えられるボディの夢を見た。
そのイメージで、実際にやって見たら、想像していた以上にの世界が体験できた。

強いボディを十分に使えていない
バレエのレッスンを何年も続けてきて、正しい理解も少しづつ身についてきていて、今ボディはかなり強くなっている。
まだ強化すべきところはたくさんあるけれど(背中など)、うまく使えていなくて鍛えられていないのであれば、ボディを中心にしてバレエの考えを再構築できれば、正常な進化はまだ可能だと思う。

脚が弱い!?
利き足で立っているときにボディの位置を直されることがあった。軸脚が強いから乗っかってしまってアライメントが違っているのだと思っていて、いつか直さなければと思いつつ今まで有効な手立ては打てていなかった。
ボディの位置と上体を優先に、左右でRetiréでバランスをチェックしてみたとき、ボディに合わせた位置ではうまく立てない事実に遭遇してしまった。一つにはまだ位置が違うことと、もう一つは、脚の内側と後ろ側の力が弱くて、正しい位置で保てないということ。つまり「弱い」ということ。
故障をしているあいだ、ボディはあまり弱っていない(むしろ力が入るようになってきている!)のに比べて、脚ははっきり弱くなっているのが自覚できる。ただ、(故障以来はじめて)ジムの体組成計で測定してみたら、何と逆の脚は筋肉が発達してしまったらしい。つまり、弱くなったのはバレエで使う内側の筋肉で、使いたくない外側の筋肉が育ってしまったということらしい。この客観的事実に対しては、残念というしかないけれど、今後の重要な知見にはなったかもしれない。

ターンの原則の驚きの効果

ギプスをテーピングにして試すため、一瞬ギプスが取れたので、恐る恐るジムでストレッチと、今は何ができるのか、状態を試してみた。「バレエダンサーをめざす人に」にあったバレエの基本もいくつか試してみた。どれも目から鱗が落ちる、「なるほど」なことばかり。
中でもBattement tenduとターンの原則については、バレエのレベルが数ランク上がりそうなくらいの感触(まだ可能性)を感じた。

Ronds de jambe: 腿を動かす

甲を伸ばすBattement frappé、Ronds de jambe en l'air、Développé、etc.

ボディを起点にクロスした両脚の太腿と股関節。背骨につながる強い中心の太い軸。
胴体と四肢の動きの関係性を、動きの中で意識して確認することで、今までできていなかった本格的なレベルでのバレエの体の使い方ができるように感じる。
体の中の普段使わない筋肉を使っているのか、実際に少し大きく動いただけで吹き出す。できることもあり、できないこともある。腿を(脚ではない!)全方向に正確に動かすのは結構難しい。

Frappéで腿を動かす感覚
特に後ろに脚を動かす動きは、脚全体で動かすときと違う。胴体と切り離して腿だけを動かす作業はシンプルかつシビアで、正確な動きができると脚の全体の動きのクオリティも上がる。
その感覚でRonds de jambeをしてみると、逆の影響もろに出てしまって、毎回正確な脚の動きをするのは大変だ。特に後ろのTenduのポジションが難しいけれど、そこを意識するとしないとでは、エクササイズの効果がまるで違って感じる。

この感覚はPirouetteでも試したくなる。腿を動かす感覚でPasséをすると、Pirouetteが中心の軸の存在をリアルに感じた動きになる。

「バレエのメソッド恐るべし!!」という自分の心の声が響いている。バレエに「ありがとう!」と言いたくなる。

ボディで立っているので、全身が動いているときに、床を押すことで何かが起こる。

2013年3月18日月曜日

Encore une semain,... Je suis dans l'impatience de danser.

再びギプスの固定で、あと一週間。
動かしていないから痛みはないけれど、筋肉が働きときの違和感と、筋肉が疲労する感覚が、傷む感覚を想起させる。今はまだ怖さがほとんどで、回復感はあまりない。
無理をしないでもう少し安静にすることにした。いま踊れない不安よりも、治らない不安の方が大きいから。

前向きに考えれば、あと一週間でまた体を動かすことができるのだから、その喜び、その楽しみは、パリ・オペラ座やマリンスキーの舞台を見に行くよりもはるかに大きい。

あと一週間が待ち遠しい。

2013年3月13日水曜日

ボディとEn dehorsと5番ポジション

片方の脚を故障していると、歩くのも立っているのもたいへんだけれど、ボディを意識するのにはいい機会かもしれない。

脚で立たないでしっかり立つには、どうするのかを考えてみれば、まず最初にボディで立つことを意識することだとわかる。

ボディで立つ場合にも、いろいろな立ち方ができる。バレエで踊るときの状態を意識すれば、ボディは自然に脚を切り離して、ボディの中の筋肉が働いて、横にぶれにくく、上下方向にしっかりするような垂直な状態を作る。
このボディに対して、その身幅の中で安定できるように、脚は自然にクロスして中心に集まる。ボディの垂直に保つ動きと下半身安定させる動きを中心から外回りに働かせれば、下から突き上げるようにEn dehorsのムーブメント生まれる。
呼吸で空気が入って横方向に広がった広い背中と脇から、下半身の軸向かって、背中は床を突き刺すに逆三角形に力が働く。
ボディについてよく言われる、スクェアとか、三角にという表現が、実際にはどんなことを言っているのか、初めてリアルにわかった気がした。

脇に力が入った状態は、このボディの状態をだけでもかなり再現できるけれど、さらに二の腕もつなげた時に、最強の脇と背中ができあがる。男性のダンサーは背中のボディのアプローチが女性とはちょっと違うというのも、これで少しわかったような気がする。

ボディを変な形にしない
脚で立とうとするとバランスはうまく取れないので、ボディで変なことをするのに慣れてしまって当たり前になってしまっている。
ボディはシンプルに引き上げて締める。大理石の胸像のように、しっかりさせるだけだ。無理に大きく見せようとするのも手脚が短く見えて逆効果。小さなボディで手脚を長く見せる方が大きく見える。

ヨーロッパの人たちは、ダンサーじゃなくてもボディで立っているように見える。まわりの人たちが皆そうしているからということもあるだろうけれど、絵画や彫刻で出てくる人物像は皆そうだから、そもそもの参考にするお手本の違いもあるだろう。

脚の怪我が治ったら、このボディの感覚でいろいろなことを試してみたい。
そして脚に負担のかからないボディを鍛え上げていきたい。

2013年3月12日火曜日

回転の基礎

・回転する際のコツは手の使い方
・回転に入る前のPliéのときに回転方向の手をà la secondeに開き、そして左足指先で床を蹴るようにRetiréに、軸足はRelevéに立つ
・日本人の多くがPirouetteで「回転方向の手」をEn avantからà la secondeに開く力で回転をしている。

「ピルエットは軸足の側の手と腰・脇を進行方向に巻き込む力で回る」

(Cf.「バレエダンサーをめざす人へ 」Michiyo Nakagawa)

このようなPirouetteの原則を実際のテクニックで考えたときに、何回も回るためには「軸足の側の手と腰・脇」の勢いや強さが必要ということになる。
強く巻き込むためには、0から押し込む力ではなくて、巻き込む前にボディに力を蓄える。ボディ(胴体)にどうやって力を蓄えるかには、ハリや捻りの意識と感覚が必要だ。
そして、踵を前に押す力や、腕を遠くから(à la secondeのallongéから)集めるときの力も加わって、ターンのための力を生み出すことになる。

これだけのことを、いつでも当たり前のようにできたら、回転のテクニックはかなりレベルが高いと思う。
でも、当たり前のようにできるようになるのが「基礎」なのだから、基礎のポテンシャルはかなり高いなとあらためて感じる。

ボディ中心の意識:ダンサーに不可欠な意識

気づきを確認する作業
ボディ中心に再構築するアイデアを持ってから、自分自身に対しての意識もさることながら、映像を見るときにボディに動きに注目していると、あらためていろいろな発見がある。

卓越したダンサーの動きは、必ずすばらしいボディの動きを伴う。

美しいポーズは、すべてボディから生まれる
ボディが理想の位置に、理想の形で存在する(在る)ところで、ポーズは生まれる。
そして、そのポーズと同じボディが動くことで、美しい動きが生まれる。

ボディを変な形にしない、変に歪めない
全身の形のイメージだけで、胸を開いたり、お腹を前に出したり、腰や背中を反ったり、してしまう。
肝心要のボディを平気で歪めてしまっては、いくら美しく見せようとすることでも、これは何の意味もない。

2013年3月11日月曜日

テクニックの次の目標は、上体の美しさ

自分自身の姿や動きを鏡に映してみるたびに、上体が常に美しく見えるように踊れたら、どんなに幸せだろうと想像する。
テクニックのときには、いろいろなことに囚われて、必死になって、上体の美しさについては無意識になってしまっている。
それだけテクニックは難しいので仕方がないけれど、上体の美しさは、上体の強さよりも実現することの喜びが大きい。
理想、そして憧れに直結するISSUEだ。

上体の美しさを基本とするバレエ
ジュニアの子達の舞台を見たときに、テクニックはないけれど、上体の美しさを持っている子がいると、その方に目がいってしまう。
そして、そこからの成長の可能性も感じる。
美しさは、生まれ持ったもの、またはセンスや資質に関わるもと、直感的に感じる。持つ者、持たざる者の差ははっきりしてしまう。

上体の美しさは、テクニックの次の目標にしたいと考えたけれど、
最終目標から考えたら、むしろ今すぐに、常に取り組むべき課題だ。

美しくて、強いボディ
バレエのボディの美しさは、強さも伴う。強さにフォーカスすると美しさが伴わないケースが多々ある。
私のここまでのバレエのアプローチは、強さを優先させていなかっただろうか?
テクニックの課題は、軸や脇など「強さ」を優先課題にしていることが多い。
強い脇、強い軸は、美しいテクニックのための手段ではあるけれど、強さが目的ではない。
強さから生まれる、余裕と、美しさ。美しさは、強さが可能にする無意識の先に見いだされる。

2013年3月8日金曜日

The soleus:ヒラメ筋の損傷


サッカーのディフェンダーがよく痛める箇所で、後ろ向きに下がりながら踏ん張ったときなどにやってしまうらしい。
Jeté entrelacéでArabesqueに下りたあと、Chasséで後ろに下がって、Effaceに大きくDeveloppéしてRelevéしたとき、筋肉が悲鳴を上げた。 ドクターの話を聞いて納得した。
1週間で内出血が止まって、治るまではやはり3週間かかるそうだ。腹を据えて、ゆっくりしっかり治すしかない。


2013年3月7日木曜日

Additional tips: Toursで高くジャンプするために

Toursがいい感じになってきた。あまりいろいろ考えなくてもできるようになってきた。
やっと感覚がつかめてきたのかもしれない。
そこで一つ「思い出した」ことがあった。腕の使い方。

深いPliéから高くジャンプするときに、手の先が床に着くくらいに腕を低く下げてから、腕が先に振り上がってから、ボディが上に抜けるようにジャンプしている。
腕で壁や水面を押してボディが上に持ち上がっているような感じ。

今は、真っ直ぐにジャンプすることに注意している。次は、もっと高く、上に抜けるようなジャンプを意識してみよう。

全力を発揮しても真っ直ぐに、抜けるようなジャンプができたら、Toursは力の続く限りできるようになるかも。
連続のDouble toursや、Passé toursや、着地のいろいろなポーズにもトライしていきたい。

Injured, need rest for few weeks

Uh....

たまには休みも必要か。
レッスンはできなくてもバレエは生きている。
気持ちを切り替えて、体は動かせなくても、
自分の中でバレエを咀嚼してみるいい機会かもしれない。

Me blessé, la jambe dans le plâtre . Quel dommage!

バレエで初めて怪我をしてしまった。
しかも筋肉を痛めてしまった。
関節や靭帯は常に注意をしていたけれど、その分、筋肉には負担をかけてしまっていたかもしれない。
筋肉を痛めることなど(しかもレッスンの中で)、考えてもみなかった。
ただ、そこまでのことを思い返せば、いくつかその伏線となる要因はあった。
バレエのレッスンは怪我をしないようにできているけれど、受身でいるだけではなく、自分の体は自分で把握して調整しないと、レッスンでトレーニングやテクニックのチャレンジをして行くことができない。

少し休んで、しっかり直して、また復帰したときには、体のメンテナンスをしっかりして、テクニックや身体能力もさらに鍛えて磨いていこう。

2013年3月6日水曜日

脇とボディの感覚

体の前側の感覚
胸を開かないで閉じておく感覚が、お腹と股関節につながって、下向きの力として、床にしっかり立つための力になる感覚。

脇と股関節のリンク
肩甲骨をフラットに、垂直に、上下にしっかりさせる力が、脇から背中の中を通って腰につながる。
肩甲骨の脊柱寄りの筋肉が腰まで下に向かって引っ張られて、薄く引き上がったお腹とくっついて股関節につながる感覚。

ボディを通る軸の感覚
股関節で床をとらえ、脇でボディを支える。
左右の脇と股関節をつなぐボディの中の軸をイメージして、垂直な背骨の軸を意識すると、かなり背中重心になる。骨盤を水平に立てていると、脚をEn dehorsして、背中を上に引き上げていないと後ろに倒れてしまいそうだ。

股関節を通すことで、内腿を通って床に伸びる上下の力を感じる。

高い5番ポジション
骨盤の前側を高くして、左右も横に揃えて、股関節の位置と状態を意識すると、内腿やお尻の筋肉が働いて自然にEn dehorsするのがわかる。
5番ポジションをダンサーの最強のポジションとして、クラスのときには常に正確に意識して鍛える必要がある。
脇の感覚を5番ポジションと同時に意識すると、最強のポジションの片鱗を感じることができる。
何でもできそうなそのポジションから、自信に満ち溢れたポーズ、プレパレーションから、自身を持ったまま動きがつながり最後のポーズまでつながったとき、それが「Bravo‼」「хорошо‼」の瞬間。

Cours de Sayuri sensei

Ronds de jambe
上体と骨盤を絶対に揺らさないことが必須条件だ。
軸脚でしっかり立って、脇もその上にしっかり揃えて立つ。これを意識するだけでも、エクササイズの効果は変わる。
Grand Ronds de jambeを例に、軌道や、骨盤のソケットの中で自由に回せるようにすることを教えてもらった。

少し落ち着いてできた
何度目かのレッスンで初めて、センターで少し落ち着いてできた。もっとリラックスして大きく動くことはできると思う。思い切り動かないと、レッスンの効果は半減してしまう。進化のスピードはスローダウンしてしまう。
まわりのことは、その瞬間プラスになることだけを見たり、参考にしたりしよう。プレッシャーを感じるようなことは、マイナスにしかならない。

何をすればいいのか?
これがわかっていないと、何をしても、練習の効果は期待以上にはならない。たとえうまくできたときでも、何をすればいいのかに対しての評価ができなければ、無意識の練習としてはいいかもしれないけれど、
何をすればいいのかをゆっくり考えている悠長な時間はない。音楽が流れ、体が動いている中で、それを瞬時にこなして行くことができないといけない。常にわかっていることが大切だ。

Passéが意識されていない
PirouetteはPasséのポジションでのターンだから、ToursはSoutenuのChangementで回るように、毎回、常にポジションが意識できなければ、失敗も意味がない。

ボディの向き
バーでボディの「向き」を直してもらったけれど、自分では正面だと思っているところから、少しずつ違う方向に直されて、よく先生に「曲がっている」と注意されるのはこのことかと、少しわかった。もっと注意しなくては。

2013年3月5日火曜日

Memorundum: Pirouette

上からの視点
上からの司令
形の重要性
形を作ることとタイミングが最重要
→力の方向性

軸脚を伸ばすことで軸の高さ細さと強さを作る。
踵を前に押す力を、軸脚を通じて骨盤とボディに伝える。

Memorundum: Tours、Assemblée en tournant、Pirouettes

脇をもっと使う

上体や腰は絶対に落とさない
背中を伸ばす(まるめない)
上から使う

上からの目線
上体は自分の動きが見える位置

Assemblée en tournant
上体の二本の軸に、En hautの腕と、下半身の左右の軸

着地のPlié

軸脚の踵の上に骨盤、背骨、頭
左右のハリとまとめ、前後のハリとまとめ

脇の力: Pour les danseur masculin

Natsuyama先生にà la secondeの腕のポジションを直してもらったときに、脇にもう少し力が入るといいと、脇の使い方も注意してももらった。
脇の下と肩甲骨の下にグッと力が入ると、胸が開かなくなり、腕も後ろに抜けない位置で前の力を感じる。その力と安定感はそのままターンで使いたくなる。軽くPirouetteをしてみると腕は「大きく振らなくても」ターンに必要な力がボディに伝わる。

胸は後ろに
肋骨の前側が開いてお腹が広がって弱くなっている。背中は後ろに落ちてしまって、背骨が短く縮んでしまっている。
脇に力が入るポジションは、背中が高く、首の後ろも高く引き上がった状態。

骨盤の水平と着地のPlié
上からPliéで床を水平に押せるポジションがジャンプやターンに最大の力を発揮する。着地のPliéはつぎのジャンプの準備。

À la secondeのBattement tenduを左右交互にしながら後ろに下がっていくときに、胸を前から引っ張られているようにと教えてもらった。胸が前になって背中が使えていないということだろうか、前から引っ張らながら後ろに下がるには背中と体の後側を使って
何かに引っ張られているようなイメージと感覚を使うのは、色々なことでも有効かもしれない。

2013年3月3日日曜日

Cours d'Yahata sensei

骨盤の水平は少しだけ
骨盤の意識は2日目だったからか、大きな違いは感じなかった。少し意識できていたのか、または別の問題があったのか、クラスでは目に見える効果を実感するところまでいかなかった。

クラスの後にターンやPliéを見直していたときに、coupéやPasséで膝を横に張ることが脇のハリと連動するのを実感できた。
Pliéで横のハリを作って、Assemblée Soutenu、Passéで一気に中心の軸に集める。この動きがターンのスピードになる。
En dedansやEmboîtéのターンが割とやりやすいのは、膝を横に張る動きを意識しやすいからかもしれない。

ターンはスピードとキレ
集める動きは力を入れるとバランスを崩し、スピードも減速させることになる。基本的には(非常時以外は、特に練習では)やってはいけない行為だ。

軸に立つ
骨盤を立てると脇を使える。重心を軸の上に揃えられると、床を押して上下に伸び続けてバランスを取れるようになる。
軸に立つときにはいつも、床を突き刺すように、頭でも天井や空を突き刺せるように意識したい。

基本の注意
いくつか基本を注意してもらえたのがよかった。
à la secondeのtenduで5番が甘くなってしまうのを注意してもらって、自分で自分の動きを見ながら、骨盤の引き上げと、En dehors意識して見直してみたところ、そこそこいい感じにはできるのがわかった。
バーではボディが揺れないようにと注意してもらった。鳩尾の上の肋骨のところが開かないように、閉じてと注意してもらって、姿勢が変わったのが自分でもわかった。前側が開いていると、実は背中も緩んでいる。前側を閉じて下ろすことで背中が引き上がる。

Pirouetteのエクササイズは、骨盤の意識を試すいいチャンスだったけれど、Pliéが浅くなってしまって、他の動きの精度と、連動という別の問題が出てしまったけれど、明らかにこれまでとは違うことができそうなのは少し再現できた。
En hautのPirouetteは、背中重心の意識とEn hautのポジションの意識で、少しよくなってきた。

Sissonne ouverte
もっとつま先と足首も伸ばすように。
Sissonneは片足が先に床についた後に5番にまとめてソフトに小さい着地がしたい。

Assemblée en tournant
踏み込みと脚の降り出しを低く鋭くするように、床の上での動きを意識して、少しいい感じになってきた。上空でボディのターンとスポッティングの動きでもっと余裕ができそうなのを感じたので、少しためとアクセントをつけられるようにできるともっといい動きになりそうだ。それがつかめたら、Jeté entrelacéと同じようにできるようになるかもしれない。そしてその感覚はTours en l'airでも活かせるだろう。

Clean triple pirouettes!!

左だったけれど、クリーンなトリプルのPirouettesができた!
しかも、Passéで回り切ってからターンの次のPasにつながる動きもできた。その前にレッスンの中でいろいろ意識していたというのもあったけれど、プレパレーションでは骨盤のポジションを意識して、高い位置に真っ直ぐに立ち上がることができた。そうなれば後はボディと腕の水平な動きを止めないこと。Toursで後半の着地の動きができてきたのと同じように、ターンの最後をうまくまとめることができた。

骨盤の意識
Nae先生に注意してもらった左右の腰骨を揃えることが、クラスの中での気づきやいろいろな見直しにつながった。5番ポジションの付け根と股関節と内腿の感覚が具体的に少し新しい感触が得られた。
使える感覚、必要な感覚。

Armsのen dedans, en dehorsの意識
バーのときから意識していた腕のハリを、PirouetteとToursでも少し使うことができた。
クラスの後で脇に少し疲労感、筋肉痛のような感じがある。脇を使えていたのかもしれない。
腕を意識するけれど、それは腕の力を使わないためのポジションの意識。正確なポジションのための正確な動き(Port de bras)が

横のハリ
下半身は膝と内腿を横に張ることで生まれるハリを使う。

視点と視界
ターンのときに、少し周りが見えるようになってきた。
落ち着いてターンできれば、動きも落ち着いてコントロールすることができる。スローモーションのように感じられるようになれば、その時間の中でレッスンで身についている動きや身体能力を発揮することができる。見えていないと不正確で雑な動きにならざるをえない。

2013年3月1日金曜日

Neutral upper body:下半身の急加速に備えて

ターンやジャンプでのポジションの切り替えなど、下半身が急に加速的に力を発生させたときに、ボディはそれに遅れることがないように、変な力が入っていないニュートラルな状態に、あらかじめ用意されている必要がある。

いつでも何回でも連続でターンできる腕とボディの構造体
回転ドアや、ターンテーブルの上の丸いテーブルトップ、遊園地のコーヒーカップのように、そしてコマのように、軸や構造物自体に力を加えれば、自動的に正確な回転運動がおこるように、腕とボディの構造体は軸や骨盤の回転の力を受けて、正確な水平の回転運動ができるように空間とバランスを「保っている」ことで、様々なターン やジャンプのテクニックを実現できる。

Spotting and Body

腕のことは忘れて(使わないようにして)、ボディの動きと頭の動きと視点だけを意識してターンすると、スポッティングのムーブメントをリアルに感じることができる。

ボディと頭の動きと視点(視野)を集中的に練習して、徹底的に鍛えることで、ターンの感覚が進化できるように感じる。

ターンの動きは下半身から
ボディのターンの動きのほとんどは、下半身の動きで作られる。下半身の動きとボディの動きが連動することで、バランスを保ち、スピードをコントロールしたターンができる。
ターンの原理を正確に理解した上で、何をすればどうなるかの操作、テクニックを磨く必要がある。
下半身が動き出すとき、ボディは下半身からの力を待っている状態。力を入れているとそのセンサーの反応は鈍くなるし、下半身の力を使って加速させるべきところで、ブレーキをかけてしまう、ストップさせてしまう、逆の動きになってしまう。

力を入れない(入れてはいけない)理由を理解して、感覚で覚える
腕に力を入れないでおくのは、ボディを軽くしておくこと、また加速的に動かせるようにしておくこと、バランスをとりやすいニュートラルな状態でいることなど、いくつも理由があると思う。それがどんなことなのか、すべてを理解できたとき、ボディを自在に使うことができるのだと思う。一つ一つ、失敗もしながら、その理由を理解する作業が、レッスンでは必要だし、毎日の時間の中でも意識したいと思う。

Position "Attitude"

PirouetteのPasséのポジションは、足を膝のところまで引き上げて密着させることで中心の軸を作ってバランスをとる。
Attitudeのポジションも、ターンのポジションとして考えると、もっとシビアに、自分の最適なポジションが見いだされる。

前のPasséとAttitude devant
Passé(Retiré)のポジションは、5番ポジションでターンアウトしてきっちりとセンターに寄せた状態で、骨盤をの水平を(できるだけ)保ったまま膝を引き上げたところ。Attitude devantはそのPasséと同じ状態のまま、膝を前にするポジションともいえる。軸脚やボディとの関係性は変わらずに中心に寄せた状態でのポジションだ。

後ろのPassé、Attitude derriére
Giovanni先生にAttitude ターン(en dedans)は、Pirouette en dedansと同じようにと教えてもらった。Attitude devantはPasséとの関係性で理解しやすいけれど、Attitude derrièreは後ろのPasséとの関係性では意識できていなかった。
逆に後ろのPasséのポジションもAttitudeやPasséを使う動きの中で、もっと意識する必要があると感じた。

Attitude et Passé
Retiréのポジションでのターンの後に、PasséしてAttitudeやArabesqueのポーズになるときに、ターンにブレーキがかかってポーズもぴたっと決まる。そうなるようにできているのだ!とあらためて感心した。

Position "Passé"
Passéという動き、状態は、そのポジションを通過することで、動きの中でニュートラルな状態を作ったり、動きを変換する役割を果たしているように感じた。

膝の横のハリ
Passéでは膝を横にはる力が生まれて、その力がターンの力でターンのスピードを生み出すことができる。
「ターンはPasséを使う!腕を使わない!」という意識でもいいかもしれない。

動脚と腕:軸脚とトルソ

軸脚の意識に比べて、動脚の動きをはっきり意識したことがなかった!?としたら、それは衝撃の事実。 バレエのテクニックが不完全で、偶然性に頼ってしまっていては、いつまで経っても更なるレベルアップは困難だ。 そういえば、ピルエットも、ジャンプも、動脚のダイナミックで正確な動きを意識した...