2009年10月29日木曜日

Pirouette: タイミングとカウンターフォース

マヌエル・ルグリがスーパーバレエレッスンの中で「腕と脚(パッ
セ)は一緒」と言っていたことが、いろいろ考えて試している中で
大切なポイントとして浮上してきた。前後の意識をしながらも、軸に立て
なくてバランスを崩すことがある。軸をはさんで、前後や左右の均衡が取
れていないからかもしれないと思って、自分自身の動きを観察していた
ら、腕の動きとパッセのタイミングがずれていた。

「腕と脚は一緒」になるように意識すると、パッセのサイドの体が一つに
なる。そして、反対側のサイドの体が遅れて反応することでハリができ
て、カウンターフォースを使ってボディが回転する。これはすべてタイミ
ングが合わないとうまくいかない。腕とパッセのタイミングを合わせるこ
とは、Giovanni先生にも注意してもらった。いつもは上体の動き、
腕の使い方、プリエ、パッセ、など、それぞれの正しい動きを意識するけ
れど、前後や左右の意識がほとんどで、上下をセットにする意識はなかっ
たかもしれない。

ジュテ・アントルナンやソ・ドゥ・バスクは、見ていると、左右の軸、左
右のボディがダイナミックな動きをしているように見える。回転のときは
上下をつなげてボディを決めておかないと、遠心力に耐えられないのかも
しれない。

2009年10月25日日曜日

肩甲骨

肩甲骨を意識するようになって、姿勢の変化はもとより、体の中の繋がりや、引き上げの感覚が変わってきている。今までは、筋肉を意識していた感じだったけれど、今は背骨、頸椎、腰椎、骨盤、大腿骨、そして足など、骨格を意識するようになっているかもしれない。おそらく、ダンサーはもっと細かいレベルで意識して使っている。体のパーツを筋肉も含めたひと塊として意識するより、骨のレベルの意識に変わると、アライメントやムーブメントをより細かくシビアに意識することができるようになると思う。
肩甲骨を下げるようにするとき、自然に背骨と仙骨のあたり繋がって、骨盤底筋の引き上げる意識につながる。
プリエの時も、肩甲骨を意識すると動きの連動が変わるが感じがする。ジャンプのプリエは特に、肩甲骨の動きがリードすると、ボディがまとまってジャンプの動きが安定して、コントロールされる感じがする。
ピルエットやトゥール、またシェネなどの連続の回転でも、肩甲骨に力が入るように意識すると、背中のアライメントの意識と感覚がより具体的でリアルになる。実際の動きの中でもその意識ができるように、動き始める前の準備の段階でできるようにしたい。
肩甲骨を目一杯下げて、頭を目一杯高く引き上げて、水平と前後のアライメントを整えると、高い位置でバランスを取ることができる。付け根を立てて、脚はしっかりアンドゥオールして、高いルルべで立っていないと、真っ直ぐな中心の軸ができなくて立ち切れない。でも、そこを目指してレッスンしないと、できるようにはならない。高いルルべでの真っ直ぐなピルエットを目指して、一歩一歩進化し続けることだ。
大人な背中美しいバレエダンサーのその背中を見るといつもハッとさせられる。これが本物のバレエ、本当のバレエダンサーだといつも思う。自分の背中がどうなのか、今のレベルを自分ではわからないけれど、「大人な背中」を目指してレッスン、エクササイズをしていつかはその背中を手に入れたい。

2009年10月23日金曜日

足はリズム

ニコラ・ル・リッシュNicolas le Richeがドキュメンタリーの中で言っていたこと。アレグロは、順番や形が勿論大切だけれど、音楽にピッタリ合うようにすると、ジャンプや着地、それぞれのポーズが、とても生き生きとして、テクニックというより、むしろ、動きが踊りそのものになってくる。それはとても気持ちよくて、喜びに溢れている。大きなジャンプでは、もっと高く、強く踏み切ったり着地したりするので、つま先はさらに強く、プリエも十分に使って様々なリズムを刻む必要がある。プロの男性のダンサーはレッスンのとき、つま先を左右に広がるようなスモールジャンプをしている。これも、ただつま先を広げるようにするのではなく、足の裏を床から剥がすように、つま先は床を弾くようにするので、アンドゥオールして、脚をつま先までまっすぐに伸ばすことができるのだ。

2009年10月20日火曜日

頭のバランス:Balance de la tête, comme des chats

下半身、上体、頭、、、腕はバランス。上体、背中のバランス。

下半身のアンドゥオールはだいぶ、本当にだいぶできてきた。ただ、まだ
背中と連動した意識が弱い。
腕もen dehorsだったと思い出したとき、腕のバランスの意識が必
要だと思った。また、ダンサーは、下半身、上体、頭の中心のライン、軸
がつながっていないと始まらないと思った。
これが普通にできてこそ、バレエダンサーだ。

頭のバランスは、猫に学ぶことが多い。一流のダンサーの美しいテクニッ
クを見ていると、まるで動物のようだと思うことが多い。特に頭に動き、
体を一瞬で翻してバランスをとる様、ネコ科の動物のようだ。

パッセ:床を押す力

30 Septembre 09
ピルエットを研究していて、どうやってパッセになるかが、重要だと気付いた。ただ付け根や太腿の力を使って(縮めて)膝を弾き上げるのではなくて、床を蹴って、つま先で弾いて、つま先から膝下までがen dehorsしながら膝のところに上がると、膝は自然に付け根から外に開いていくイメージ、感覚の方が正しいように感じた。

プリエから床を両足で同時に弾いて5番になるのがtoursだし、床を弾いて、いろいろなポジションになることは、いろいろなテクニックに共通することだ。
基本をいつでも正確に使えることは、ポテンシャルが高く、間違ったことをいくらやっても身に付かない、Authenticな経験だ。

Carbon frame roadbike

ダンサーのボディは、ロードバイクのカーボンフレームのようだと思って
いたけれど、骨盤や肩甲骨、背骨、そして、脚や腕の使い方やアライメン
トについて、自分の体で考えてみると、ボディがもっともパフォーマンス
の高い形になるようなイメージで、体の内側と表面の筋肉で引き上げられ
ていて軽いのにしっかりしている感覚。

ロードバイクのカーボンフレームは、軽くて、固くて、しかもしなやか
だ。大きな力の入力に対して、強くしなやかに反応して、スピードとダイ
ナミックな動きを生み出す。振動も吸収して、安定と安心感を生み出す。
ロードバイクのフレームがダンサーのボディだとしたら、ホイールとタイ
ヤが足・脚で、ライダーが手・腕になるだろうか。

2009年10月19日月曜日

Cours de Rei sensei

ピルエットのアンシェヌマンのお手本を後ろから見ていて、背中と頭がとても高くて、その高さが変わらないのがとっても印象的で、流れるような動きと、ラインの美しさに魅了された。
それは、そのままピルエットのイメージと意識の参考になった。その高さにありながら、吸い上げてしまっているわけではなく、逆に下に押す力でさらに高い位置でバランスを取っている。その背中を保つのが大切なのだ。
先生のアレンジは、正しい腕の使い方、エポールマン、顔の付け方が必要なアレンジが多いので、全てを意識できたら、自然に動きのクオリティが高くなると思う。

いつも参考になるのは、真っ直ぐのライン。ストゥニューをしてすぐアラベスクになり、そこから後ろ足の方にシャッセしてもう一度ストゥニュー、という動きでも、真っ直ぐのラインを意識するように注意してくれる。真っ直ぐなラインを意識すると、動きのラインも綺麗になるし、ストゥニューで顔をつけやすくなって、しっかり振り返ることができる。前にもジュテ・アントルラッセで同じ注意をしてもらった。バレエは踊りだから、テクニックも美しく見えなければ意味がない。先生の指導はいつもそのことを意識させてくれる。

2009年10月15日木曜日

Pirouette:前後の意識

4番のポジションは、脚を前後にクロスするポジション。Pirouetteのプレパレーションでは、横にはみ出さないで(骨盤の幅の中で)、その前後にクロスした感じのままプリエを使って真っすぐに立ち上がる。

クロスした4番からだと、体の裏側を意識しやすくなって、お尻を閉じたままパッセを真っすぐ引き上げられる感じがする。もちろん、両脚の付け根をしっかりと立てておいて、軸脚は床を強く押さなければ軸はできない。

前後を意識すると、体を「表」「裏」でも意識できるようになる。円周の軌道のイメージではなくて、むしろ直線的なイメージができる。直線の上にいる時間を長く、それ以外の時間をできるだけ短くすると軸が崩れないようになる。ゆっくりしたターンでは、軸をキープする時間が長くなるから、より難しくなるのかもしれない。

2009年10月13日火曜日

Cours de Rei sensei

中心の意識:頭の位置と目線の使い方
バーレッスンのときに、何気なく鼻先を視界の中に捉えながら、中心を具体的に意識して動いて見た。前と横の鏡も使いながら、正しく動こうとしてみたところ、普段の動きが急に難しくなった感じがした。真ん中の軸を意識すると、頭や首、背骨だけでなく、肩甲骨や骨盤の水平もつながって意識しなければならなくなる。プリエもタンデュもポールドブラも、急にレベルが上がった感じになる。
いつもの意識がいかに曖昧だったか、あらためて気付いた。

肩甲骨
センターのアダージョは、ゆっくりで、伸びやかに、Developé、Arabesque、setenu、etc.クロスした体で、脚もタイトにクロスしたルルべで、美しいラインを意識して。
先生の背中のラインは、肩甲骨から全身に全てつながっているライン。部分的な形ではない。その姿を見ると目は自然にそのラインを追い求めていく。
その感じが、絵画や彫刻や建築などのアートに対するのと共通する感覚である。

肩甲骨が安定することで、動きの中でのラインが生まれる。首のライン、肩のライン、脇のライン、背中のライン、アティチュード、アラベスクのライン。そして、肩甲骨を水平に保っていることで、床を使ってエネルギーが生み出される。まさに「肩甲骨のパワー」だ。"Power of shoulder blade."

2009年10月10日土曜日

体の後ろ側を使えるように

プリエ、ルルべ、ピルエット、etc.
足の裏、土踏まず、ふくらはぎ、膝の裏、太腿の裏、おしり、等、、、体の後ろ側を使えるようになると、テクニックも使えるようになって、ラインももっと美しくなると思う。

真忠先生は、お手本を見せてくれる時に、完璧に体の後ろ側を使っているのがわかった。さらにその上で、左右の体をしっかり重ねて、クロスして、細い中心の軸に沿って上下に引っ張られて立っている。両脚でも片脚でも、ルルべでもアテールでも、表現をするときでもテクニックでも、いつもそれは変わらない。

足の裏のいろんなところに乗っからないように、重心やアライメントを調整するのは、慎重な作業になる。
欧米人は、ダンサーでなくても普通にできているのだから、これは習慣の問題なので意識すれば自然にできるようになると思う。

2009年10月8日木曜日

回転のコツ?

Les tours ou pirouettes sont une giration sur le demi pointe....

肩甲骨を揃えることを意識しながら、さらに前と後ろの方向を意識して、腕の使い方にも気をつけて、ピルエットが少しよくなった。そのイメージが残っていたのか、次の日に肩甲骨の意識にフォーカスして、イメトレをしていたとき、回転するボディの軌道の変化に気づいた。
腕を開いて閉じるというピルエットの動作の際に、背中がぐにゃぐにゃに動いてしまっては、真っ直ぐに回ることはできない。背中の状態に注意していると、どこかで緩んでしまうことが多い。今までの意識は、腕、脇、ボディ、肩、背中など、よく考えてみるととても曖昧な意識だったと思う。肩甲骨、そしてそれと同じように骨盤を意識すると、意識が具体的になって、動きに対しても、自分の体の部分の動きとして、客観的に、冷静に見ることができるのかもしれない。自分の体なのに、それをあたかも道具のように使えるようになると、思いきり振り回してつかったり、捻ったり、ギュッと集めたりすることもできるようになる。そうなれば、「私」は、自分に司令を出して、イメージ通りに動きをコントロールすることができるようになる。

ドゥミ・ポワントの上に強い軸
強い背中、強いボディ、強い腰、強い軸も、強いドゥミ・ポワントの上に正いアライメントで揃っていなければ、回転や、ジャンプの動きに耐えることはできない。ドゥミ・ポワントの上に細くて強い軸をつなげるイメージで、体づくりと、その感覚を身につけたいと思う。

Emmanuel Thibault
Myriam Ould-BrahamとのGrand pas classiqueのレッスン映像の中で、ピルエットでボディの方向を注意されていた。上に立ち上がるように、軸側のサイドを意識しながら、上に立ち上がるように、繰り返し修正をしていた。Pirouette à la secondeでは、ルルべをしなくてもルルべでも、上体の使い方や、骨盤とàlasecondeの脚の状態も変わらないのが参考になった。それにしても、大きな体で、思いきり振り回しているのに、中心が崩れない動きは、とてもダイナミックだ。

Cours de Saiki sensei

肩を横に張っている
バーでプリエのとき、特にグランプリエのときに、肩を横に張っているように注意してもらった。ポールドブラでも同じ注意を意識すると、懐が深くなって表情も出てくる。肩甲骨の意識をさらにレベルアップする意識だ。

ルルべでもアテールでも、5番からパッセに足を抜く時に「後ろにいかない!」ように注意してもらった。下がらないようにすると「軸脚の裏側を使うので、鍛えられる」と教えてもらった。確かに、そこまで厳しく意識できていないかもしれない。「鍛えられる」というのは、まさにその通りだと思って、つま先・足の裏や、背中・肩甲骨と同じように、いつも意識して鍛えようと思った。そこが弱くては話にならないのだ。

2009年10月7日水曜日

付け根を立てる

付け根を立てることに集中してルルべでパッセをしてみたら、ルルべの高 さはともかくとして、付け根を中心にして、お腹や脇、背中、肩甲骨、そ して頸椎、脊柱にも力がつながって、太い筋肉の軸ができる感じがした。
壁につかまって、パッセのまま体をピルエットのようにツイストしてみる と、付け根をしっかり立てているつもりでも、結構、骨盤、お腹 (おへそ周り)、ボディはグラグラしてしまう。グラつかないで回る には 、軸の中心になる脚の付け根は、とても強くしておく必要が あるのを感じた。
回転の時の姿勢を、形、ポジションとしてだけでなく、力感的なフォーム として練習して身につける必要がある。これができたら、ピルエットはも う怖くなくなるかもしれない。

2009年10月6日火曜日

お腹と背中、骨盤と肩甲骨

背中が変わらないというのはこういうことだと、レッスンのときに大塚先生の背中、肩甲骨を見ていてよくわかった。さらに、その肩甲骨、肩、ボディは、首から上を動かす時にも変わらない。だ肩から首、頭にかけての美しいラインができるのだとわかった。

真忠先生の注意もいつも「しっかり真っ直ぐに立った背中の方にお腹が上がっているように」と背中の注意が先にある。お腹だけ引き上げようとしても、背中がしっかりしていなかったら不完全で、それでは踊れないということがあらためてわかった。

背中を意識するとき、漠然とそのあたりということではなく、背骨や特に「肩甲骨」を意識するようにすると、動きと意識のレベルが少し変わる。センターでの動きやピルエットでも、体の中心をより意識できるようになって、気持ちよく動ける。

2009年10月3日土曜日

Cours d'aujourd'hui

ピルエット
先生の注意は「床を押して立つ!」だったけれど、プリエが浅くて床を押せていなかった。何か怖がってできていないような感じだ。「床を押して立つ」というのは、それがひとつの動作として、判を押すようにできないとダメだと思った。
今日は「前と後」を意識して、軸を真っ直ぐに保っていることを意識したら、スポットがうまくできて、ボディが崩れなかった。でも回転の力が足りなくて、ダブルがやっとだった。今日の軸で、たくさん回るには、、、と考えてみたら、今日できていなかったことに気付いた。それは、エファッセに顔を残してパッセに立つこと。これが弱かったので、ビシッと立てないで、恐々と立っていたので、勢いがつかなかったし、カウンターフォースも使えなかったのだと思った。
得意な方の左回りは、足の親指が痛かったので、腰が引けた様になってしまったけれど、正面に顔を残して立つことができたので、弱かったけれど、修正して真っ直ぐな軸で回れた。

何回まわにしても、最初のパッセに立つところで決まってしまうので、床を押してパッセに立つところに意識を集中して、取り組む必要がある。

2009年10月2日金曜日

Cours de Saiki sensei

Vendredi 2 Octobre
まだ軸脚に乗っかって立っているみたい
右脚は、左脚に比べて、腿が太い。そして付け根も固い。レッスンの後で、右脚だけ、太腿の前側がピリピリすることもある。
今日のクラスは、基本を意識して、先生の注意をその通りにできるようにやって見た。自分なりの課題は無視をして、基本通りの動きができるかに注意を集中してみた。
Passéも、膝の高さより鎌足にならないように注意して、膝下のアンドゥオールと、腿の裏側を使って脚を引き上げるようにしてみた。
パッセのバランスで、ボディが傾いているのを注意されるときがあるけれど、そのときは、真っ直ぐに直そうと力を入れて固めてしまって、結局ボディを正しい位置にできないことが多かった。とっても引き上がっている時は、上下に引っ張られる感じで、軸を感じながら立てることもある。
今日気づいたのは、高いルルベに立とうとして、脚の前側と外側に乗っかってしまっていて、ボディも軸の上になくて、変なことになってしまっていたことだ。脚の内側を使って立とうとすると、骨盤の位置、背骨の位置、そしてボディの位置も変わって、アライメントが変わる。

動脚と腕:軸脚とトルソ

軸脚の意識に比べて、動脚の動きをはっきり意識したことがなかった!?としたら、それは衝撃の事実。 バレエのテクニックが不完全で、偶然性に頼ってしまっていては、いつまで経っても更なるレベルアップは困難だ。 そういえば、ピルエットも、ジャンプも、動脚のダイナミックで正確な動きを意識した...