頭が振り返るときに、少しでも中心の軸がぶれていると、目が回ってしまう。視点を固定しておくだけでは駄目で、本当に細い一本の軸を作っていないといけない。
脇、背中の力
腕を振る遠心力よりも、脇、背中から二の腕までを張っている力の方が、回転の力強いトルクがあるし、しかも、力を中心に集めることができる。トゥールや4〜5回以上のピルエットをよく見ていると、集める方の腕は、ボクシングのパンチか卓球のスマッシュか位のスピードである。それなのに軸は細くまっすぐのままで、吹っ飛んでしまうことはない。
Mimi先生のクラスでは、腕を使わなくても、床をしっかり踏んで上に立てば2回位は軽く回れると教えてもらって、これにさらに、脇と背中を一緒につなげることができると、スパッと高い位置で軽く回ることができる。ピルエットではできるときもあるけれど、トゥールではまだそれはない。正しいプロセス、ポジション、方向、タイミングと、それを繋ぐために必要な意識(力の使い方、視点、etc.)を一つの動き(タイミング)の中でできなければならない。
フィギュアスケートの浅田真央選手がウォームアップで上体を大きく左右にツイストする練習をしていたのを見て、同じようにやって見たら、背中のハリと中心の軸をはっきり感じることができた。これはバレエの回転の練習にも使えると思った。
大塚先生のクラスで、ストゥニュのときに「腕の空間を保って」と注意してもらったときも、背中のハリと軸を感じて、細いところで振り返ることができた。
アダージョやアレグロ、ジャンプやバランスでの軸や体の使い方とはまた別に、回転のための軸と中心の感覚、体の使い方を身につける必要がある。
脇と背中のハリと中心の軸を繋げたまま回転するのは、今までに持っている感覚や理解とは違う。繋がらないまま回ろうとしても、それは何のコントロールもされていない運動で、たとえうまく回れたとしても、他の動きに助けられた成功なので再現性はとても低い。
脇と背中のハリを、股の下から頭の先までの縦の軸とも繋げて、また内腿やつま先とも繋がる感覚も使って、全身が繋がって作用する形や動きになることが必要だ。
2009年3月30日月曜日
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