2016年2月9日火曜日

前鋸筋 serratus anterior :バレエの見えない翼

前鋸筋の機能は、肩甲骨の外転と下制、そして上方回旋。

特に「外転」というところにハッとさせられる。

肩甲骨の外転=肩甲骨をフラットに外に広げる動きがまさにそれだ。

小胸筋と協調した作業。


肩甲骨の内転もしくはニュートラルな状態は、背中の上部のハリの緩みになる。

背骨周りやお腹周りをいくら締めていても、バランスや、大きな力の入力に耐えるところに影響が出る。


前鋸筋を意識してレッスンをしてみた。

それは感覚としては、肩甲骨を外転してフラットに立てるような意識。

そのままでPliéをする動きは、まっすぐ下に押して上に上がる動きの意識につながり、ジャンプやターンの動きにつながる。

また、Relevéのバランスでは背中の上部をまっすぐに立てて、肩甲骨から体の前の空間を抱えるような力を作り、軸脚のつま先、付け根の上にバランスする感覚につながる。

また、En avantのポジションで、腕と肩の付け根から二の腕、肘までのハリと、力と、ポジションを意識できるようになるので、それはターンやジャンプでボディのバランスを保つのに使えることが直感的に分かる。


バレエは引き上げと軸。バレエの跳躍は、その先にある。鳥の翼のように空気を動かして飛ぶことはできないけれど、自分で自分の体を引き上げ、さらに引き締めて、極限まで軽くしたボディを空中に押し出すような力を感じること、意識することができる。





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