2010年11月10日水曜日

Battement tendu

バリシニコフのくるみ割り人形は、あの圧巻のドンキホーテと比べると物足りないように感じてしまうが、身体能力の高さは、超絶技巧よりむしろ、非現実的な浮遊感やソフトな着地でスーパーに発揮されていて、そこをポイントに見ると、バリシニコフの全盛期のバレエの世界、完成度の高さ、美しさあらためて感じる。今でも、こんなに魅せるダンサーはいないかもしれない。

ジャンプや回転はもちろん素晴らしいけれど、ひとつひとつのポーズや、pasの途中で見える形が美しい。顔、頭の先から手の先、足の先まで、繊細なラインが常に見えて、動きで踊りを奏でている。
特に足の先は、止まっているポーズでも、速い動きでも、大きなジャンプや回転でも、いつでも細く美しいラインが見えて、テクニックの難度やレベルの高さを、美しさでさらに増幅させて、並はずれた、まれに見る美しさbeauté extraordinaireを醸し出している。

バレエのクラスでのBattement tenduやJetéが、動きの中の随所で見えて、美しい脚とつま先のラインがとても印象的だ。

スポッティングと表情
バレエのクラスでは普段は表情までは意識できないことも多いけれど、実際の舞台では、正確な方向性と表情の表現力の効果・影響は大きい。バリシニコフの回転やジャンプのときのスポッティングは、常に完璧で、しかも表情も相まってテクニックはとても美しい。

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動脚と腕:軸脚とトルソ

軸脚の意識に比べて、動脚の動きをはっきり意識したことがなかった!?としたら、それは衝撃の事実。 バレエのテクニックが不完全で、偶然性に頼ってしまっていては、いつまで経っても更なるレベルアップは困難だ。 そういえば、ピルエットも、ジャンプも、動脚のダイナミックで正確な動きを意識した...