舞台で見る男性のテクニックは、ジャンプや回転の連続のときには、常に背中とまっすぐな軸を保っているのが印象的だった。
そして、危ないときは、Pliéで床を押さえように踏んで、アンバランスをリセットして、軸や重心を保って、次の動きに繋げている。
軸や重心から、腕や脚が伸びていればいるほど、大きく見える。指先やつま先はとにかく目立つので、きれいに見せることに命をかけて。
バレエは演劇性も命だ。舞台上では演じる役の人物が印象に残るように、演技をすることが必要だ。
うまさより、大きさ。控えめより、やり過ぎ。その上で、役のらしさを表現すること。
高く跳ぶ、真上に跳ぶ
上空での形を見せるためにも、ジャンプは高さが必要だ。また、ボディのアライメントを保つためには、真っ直ぐな軸を意識して、真上に跳ぶ位でちょうどいい。踏み切って上昇し始めたらあとは中心にまとめる体の使い方で、つま先、指先、そして頭と顔は、華やかに弾けるように。
一流とそれ以外
一流のダンサーは、本当に隙がない。うまくいかないことがあっても、それをマイナスに感じさせない、余りある魅力に溢れている。それ以外のダンサーは、マイナス面が目に付いてしまう。舞台では、テクニックだけではなく、自信や、情熱や、様々な表現の要素がすべて出てしまうので、すべての
時空間の芸術
舞台を見て、感動や色々な感情が湧いてくる。ただ時間が経つにつれ、それも変化して行く。
マヌエル・ルグリが映画Étoileの中で語っていた言葉を思い出す。
「でも、甘美ときは終わってしまた」
バレエは瞬間の芸術。目の前で起きていることがすべて。そして残るのは印象と記憶だけ。
ダンサーは、次の舞台に向けて、理想の表現を追い求めて、毎日の稽古で自分を高めて行く。
2011年3月7日月曜日
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