プリエをするときに足の小指側でも床を踏むようにという注意がある。
足の裏のトライアングルで左右均等に床を踏みながら、足首がまっすぐに折れて、左右の踝が傾かないように、脛骨が倒れないように膝が横に開いていくプリエ。
膝の内側の故障は、膝が内側に入ることで起こりやすい。その場合は、足が親指側に体重がかかって土踏まずがつぶれて、足の小指側がしっかり踏めていない。
ブランディーヌ・カレ−ジェルマンさんの「Anatomy of Movement」に、膝関節の"自動的な"回旋の説明として、プリエの動きの仕組みについて書かれている。
・プリエの体勢では、膝関節は屈曲すると大腿骨が外旋して、脛骨が内旋する。
・膝関節が伸びると、反対の動きが生じる。
・膝関節の回旋は非常に小さい可動域内で行われるが、正確な股関節の動きや、歩行時での正しい足の位置を得るには不可欠な動きである。
これをピルエットの軸脚の動きにあてはめてみると、プリエからルルベに立ち上がるときの脚の動きと、力の使われ方がよく分かる。レッスンの注意では「膝を横に開いて」「付け根を立てて」「踵を前に!」ということになるが、プリエで大腿骨をよく外旋して、脛骨を内旋して踵で床を押しておいて、立ち上がる時に大腿骨を内旋しながら膝を伸ばして、膝下は脛骨を外旋して踵を前にしながらルルベに立ち上がるということになる。
プリエでは太腿のターンアウトと同時に、伸びるときの内旋、脛骨の内旋と外旋という「仕組み」を意識するかしないかで、動きの理解の違いができる。その違いが動きのレベルの違いにも影響する。
2016年11月24日木曜日
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