2012年8月6日月曜日

首から上の世界: ボディは表情のための土台

どんなに可愛らしく美しい顔を持っていても、ボディが緩んでいたり、表情も輝きが今ひとつに見える。
輝く表情があり、その下には文句のつけようのないボディがある。それが完璧な美しさだと思う。

姿勢を意識する前に、表情を意識してみると、首から上の世界は気持ちと直結しているのを感じる。表現する気持ちと表情や頭の動きは、その中にある頭脳からダイレクトに指令を受けながら、フィードバックもしながら、最適な状態にチューニングされていく。
そして表情の操作は、首から下の世界にも間接的ながら、その状態と、バランスの情報が伝わって、姿勢の操作にも影響を与えている。

バレエは身体表現の芸術と、今でも思っているけれど、首から上の世界に注目して、自分でも意識して見た時に、その感動の世界(仕組み)では、演劇的な要素の重要性をあらためて再認識した。そして数々の感動的なダンサーたちの表情が思い浮かんでくる。

Evgenia Obraztsova
表情でまず思い浮かぶのは、エフゲーニャ・オブラツォーヴァさん。アレキナーダのレッスンの映像を見て、首から上がまるで別の生き物のように動いていて、そして表情も豊かで、可愛らしく美しい。いくら首から下できれいに見事に踊っていても、あの首から上の動きと表情がなかったら、あんな風にチャーミングには見えないだろう。体はそんなに大きくないのに踊りは大きく見える。彼女のサイズが世界の縮尺になるので、質の高い踊りによってより大きく見えるのだろう。

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