クラスレッスンではテクニックを鍛えると教えてもらったときに、「なるほど」と納得した気になっていたけれど、ヴァリエーションの練習を始めてみて、その言葉をよりリアルに実感することになった。
踊りの練習では、テクニックは必須条件で、努力目標ではない。つまりテクニックはクラスで鍛えないと身に付かないということだ。
しかし、テクニックをどう使うか、どこまでのテクニックが必要かは、踊っみないと、踊りを理解していないとわからない。
本番でどう踊るかの練習がリハーサル。音楽的に、曲が流れる時間と空間の中で、体で何かを表現するための練習だ。頭の中で曲をかけて。ただ動きを確認するだけでも、クラスでの動きとは体の使い方も違う。
クラスではすべての踊りを想定した動きはできないし、ある意味汎用的な、ポテンシャルを高めるのがクラスの目的だと思うので、そこにはさらに集中して取り組むべきだ。音楽的に動くこと、テクニックや表現に必要な体の使い方を鍛えること、リハーサルで踊りのレベルを上げていくために必要なことは沢山ある。
とはいえ、踊りの中には、クラスではあまりやらないPasも沢山ある。できることの組み合わせだけでは行き着かないからこそ、うまくできたときに喝采を得ることができるのだから。
連続でToursを決めようと思ったら、Toursの練習だけではだめで、シングルでも連続でできるように、タイミングや姿勢など全体の動きでつかめるように練習する必要がある。Assemblée en tournantも、音楽に合わせて滞空時間と着地のポーズを決める必要がある。
どこで魅せるか、何を魅せるか、踊りではテクニックの先にさらに追求すべきことが沢山ある。探求はさらに深い。
ヴァリエーションの踊りでは、アドバンスクラスに出ないとできないことは沢山ある。バレエの経験や、レベルにかかわらず、必要なことだ。舞台で踊るということは、そういうことなのだ。厳しい世界なのだ。それは舞台を見る立場で考えればわかる。
でも、そこがバレエという芸術の、舞台の醍醐味なのかもしれない。
2013年2月26日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
動脚と腕:軸脚とトルソ
軸脚の意識に比べて、動脚の動きをはっきり意識したことがなかった!?としたら、それは衝撃の事実。 バレエのテクニックが不完全で、偶然性に頼ってしまっていては、いつまで経っても更なるレベルアップは困難だ。 そういえば、ピルエットも、ジャンプも、動脚のダイナミックで正確な動きを意識した...
-
踵を前にしたまま脚を動かすときは、同時にいくつものことを意識している。全身の筋肉の働きとバランスが連動する、とても高度な体の使い方だ。「踵を前に」はEn dehorsための意識であるけれど、そのための体の使い方は、バレエの体の使い方そのものと言ってもいいくらいすべてに繋がっている...
-
いろいろな感覚を使う作業を通して、自分自身を客観的に意識、認識することができる。インナーボディを感じる。バレエのバーレッスンで踊る準備をして行くように、フロアやセンターのエクササイズで、骨盤、肩甲骨、背骨、お腹と背中(腹筋と背筋)、腕、脚、足首などを使う感覚、意識とつなげながら、...
-
軸脚の意識に比べて、動脚の動きをはっきり意識したことがなかった!?としたら、それは衝撃の事実。 バレエのテクニックが不完全で、偶然性に頼ってしまっていては、いつまで経っても更なるレベルアップは困難だ。 そういえば、ピルエットも、ジャンプも、動脚のダイナミックで正確な動きを意識した...
0 件のコメント:
コメントを投稿